Positive Mental Attitude

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基礎代謝と筋肉量

wikipediaによると「基礎代謝」とは以下のように記されています。

基礎代謝(きそたいしゃ)とは、何もせずじっとしていても、生命活動を維持するために生体で自動的に(生理的に)行われている活動で必要なエネルギーのこと。消費量は骨格筋、肝臓、脳が半分以上を占める

一般的にダイエット本などで、筋トレをして筋肉量を増やすと基礎代謝が増えて太りにくい体になると言われることがよくありますよね。

なんとなくそうなんだろうと思ってきたけど、実際どれくらい筋肉量を増やすと、何キロカロリー基礎代謝が増えるのかはよく知らなかったんです。

ということで調べてみたところ、詳しい論文は見つけられなかったものの、いろんなサイトの情報を参考にするとおおよそこんな感じでした。

筋肉1kgで増える基礎代謝の量は13kcal
体脂肪1kgで増える基礎代謝の量は6kcal

たったの13kcalですよ。筋肉10kgつけてムッキムキになっても、130kcalしか基礎代謝上がらないんです。しかも体脂肪も基礎代謝を上げるんです。基礎代謝っていう側面だけから見れば、体重が多い人が単純に基礎代謝は多くて、体重が少ない人ほど基礎代謝は少ないってことだけです。筋肉と脂肪の差もそれほど大きくなさそうです。
筋肉をつけて基礎代謝を上げて太りにくい体を作るなんて、ほとんど迷信に近いってことですね。
(そのたかだか数十キロカロリーを気にしてると言われればそれまでですが。)

個人的見解としては、基礎代謝を上げて痩せましょうというよりは、筋トレ自体を行うことにより、「基礎代謝」ではなく「代謝」が上がって太りにくくなるんでしょうね。
少し前までは、無酸素運動(筋トレ)ではカロリーを消費しないなんて言われていましたが、無酸素運動のように糖質をエネルギー源とする運動はその後の代謝を20時間近く押し上げる効果があるとも言われてます。
これがきっと答えなのかな。

結局どれだけ筋肉量の多い人でも、筋トレをやめた瞬間に太ってしまうと思います。

結局は「継続」することが一番重要なんですね。

【参考情報】
基礎代謝の計算方法

厚生労働省の簡易計算
参考文献:shingi/2009/05/dl/s0529-4e.pdf
基礎代謝量 = 体重×代謝基準値

ハリスベネディクト式
男性:基礎代謝 = 66.5+体重*13.8+身長*5.0-年齢*6.8 (kcal)
女性:基礎代謝 = 66.5+体重*9.6+身長*1.9-年齢*4.7 (kcal)