au発売iPhoneの問題点
auからiPhoneが発売されるということで昔の記事やら最近の記事やらをいろいろ見て分かった事をまとめてみます。
- キャリアメールが使えない。
iPhoneは国際標準のMMS機能を搭載していますが、auにはMMSがありません。
Softbankはもともと国際標準のMMSをキャリアメールで利用してたため、問題なくそのままキャリアメール(xxxx@softbank.ne.jp)を利用出来きました。
でもauは独自のeメールサービスを利用しているためauのキャリアメール(xxxx@ezweb.ne.jp)は利用することができません。
@i.softbank.jpのような新しいメールサービスを提供するか、auoneメールで提携しているgmailを利用させてくる可能性があります。
僕のようにi.softbank.jpしか利用していない人からみるとそれほど問題じゃない気もしますが、メールが変わるのが嫌でキャリアを変えたくないという人は意外に多い気がします。
- 着信時にネットが切断される。
アメリカの最大手Verizonで発生している問題。Verizonはauと同じCDMA2000を利用しています。
CDMAの仕様上、着信があるとネットが切断されるらしいです。
これがどれほどの影響があるのか分かりませんが、ネット中に着信でいちいち切断されたら結構うざいと思います。
- 帯域問題
auの利用可能周波数のうちiPhoneで利用出来るのは新800MHz帯のうちの5MHz幅だけです。
このサイト携帯・PHS関連@Wiki - 携帯電話基地局免許数(平成23年8月20日現在)の情報によると、新800MHz帯に対応した基地局の数はまだ30000弱。
これがどれくらいのエリアをカバーしているのかはauの公式サイトにまかせるとして、htc EVOの会見KDDIが「htc EVO WiMAX ISW11HT」や「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」を発表、2011年春モデルに - GIGAZINEでの発言からするとまだ2GHz帯を組み合わせないとカバー率は低そうな印象を受けます。
付け加えますと、現在使っている800MHz帯は古い周波数から新しいものへの移行途中でして、古い800MHz帯の周波数というのはグローバルで言うと標準ではありません。新しい800MHz帯に移りつつあって、こちらはグローバル視点でも標準のものです。EVOは新しい800MHz帯と2GHzの両方使っており、両方足すと99%カバーしていて、さらに来年に向けて整備しています。
どちらにしろ現状のauのエリアや通信速度をそのまま使えると思っていてはダメそうです。
しかも当時のauの戦略のまま利用出来る帯域幅が5Mhzだけだとすると、iPhone契約者数増によるトラフィック増により通信速度の低下や制限を設けてもおかしくはなさそうです。
たしかにSoftbankは電波も弱いしエリアも狭いですが、そう単純にauの方がすべて良いというわけにもいかなさそうなので、しっかり情報を精査する必要がありそうですね。今の携帯は契約すると2年間は使い続けなければいけないので、よく考えて乗り換えないといけないってことだと思います。
以上の情報は以下の情報を参考にさせていただきました。
auからiPhoneが出る可能性をもう一度だけ検証してみる ~前編~ [ ガジェットさん家 ]
致命的!?これが「au版 iPhone5」の弱点だ!