僕のヘルニア日記 -6章 手術決断-
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僕のヘルニア日記 -5章 激痛再発- - Positive Mental Attitude
手術決断
12/10(月)
地獄の夜が過ぎ去り朝に。
今日はMRI検査の日。仰向けになれないためうつ伏せのままMRIを撮ってもらう。うつ伏せでも出来るらしい。
検査が終わりしばらくすると、先生がみえて、1カ月前ははみ出ていただけの髄核が完全に脱出しており、それが神経を圧迫してるんだろうと説明される。
ここで初めて手術を提案される。
安静にしていればいつかは治ると思うが3ヶ月先か半年先かは分からないこと、今の痛みが引いて歩けるようになるのに何週間かかるか分からないことなどを説明され、手術するかどうか判断してくださいと言われた。
先の見えない不安と、あの激痛再発の恐怖から即答で手術をお願いした。
痛みで動けずご飯が食べられないため、この日から水分補給用の点滴(ピカネイト輸液、ヴィーンD輸液)を開始した。
手術について
12/11(火).12(水)
相変わらずうつ伏せ以外の姿勢が取れないため一日中うつ伏せで過ごす。
手術をお願いしたこともあり、担当医が脊椎専門の近藤先生に変わった。
近藤先生は日本脊椎脊髄病学会の指導医、日本整形外科学会の認定脊椎脊髄病医に認定されている先生だ。
夕方に先生がおみえになり、再度手術でよいか念押しされた。
「お願いします」と答えた。
手術について以下の説明があった。
・手術日は6日後の12/17(月)
・全身麻酔で行う
・内視鏡を背中側から侵入させ、背骨を削り、飛び出たヘルニアを切除する
・傷口は2センチ前後
・手術自体は1時間弱
・手術室に入ってから出るまで3時間くらい
・術後は1週間くらいで退院出来る
・ほとんどの人は術後すぐに痛みは消失するが、痺れは残る場合がある
・痺れも時間の経過と共に消失する場合が多い
ついでに先生に痛みが全く良くならないことを伝えると、薬を変えてくれることになった。
これまでは、リリカ、セレコックスのセットだったが、12日の夜からトラムセット、ロキソプロフェンに変更になった。
点滴も変わったようだった。
その日の夜、いつもより痛みが少なく何日かぶりにまとめて4時間くらいは寝ることが出来た。
翌朝起きると明らかに今までより痛みが少ない。
試しに寝返りをうってみると多少の痛みがあるもののなんとか横向きになれた。
かれこれ110時間ぶりのうつ伏せからの解放だ。
その日は横向き、仰向け、立つのは大丈夫。座位はダメ。という状態まで一気に回復した。
そのおかげで5日ぶりにトイレ(大便)にも行けた。
暗闇から抜け出し、一気に世界が変わったように感じた。
あとは手術の日を待つだけである。
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