定期保険と終身保険と養老保険
生命保険の必要性は前回生命保険の必要性 - Positive Mental Attitudeで書きましたが、今回は保険の種類について考えてみました。
保険金額と保険期間が決まればあとは保険の種類を選ばなければいけません。
生命保険は大きく分けると3つあるようです。
「定期保険」と「養老保険」と「終身保険」
Wikipediaによるとこんな意味らしいです。
定期保険…保障期間を契約時に定め、契約終了時の返戻金のないものを言う。いわゆる「掛け捨て保険」
養老保険…一定の保障期間を定めたもので、満期時に死亡保険金と同額の満期保険金が支払われるものをいう。
終身保険…生命保険のうち契約期間の終了がないものを言う。
このうちどの保険を選ぶかは、生命保険の目的によると思います。
ポイントは貯蓄の側面を持たせるか否か。
定期保険は掛け捨てなので、貯蓄の側面は一切ありません。
それに比べ養老保険は満期時に保険金額が返ってくるし、終身保険は解約返戻金があり、生命保険に貯蓄の側面を持たせた商品となっています。
そして、保険料は養老保険>終身保険>定期保険となります。
もともと僕の場合は、生命保険の目的は子供が独立するまでの遺族への生活の保障です。
一見、終身保険や養老保険は満期時や解約時にお金が返ってくるので得な気がしますが、僕の生命保険の目的とは違います。
結局、自分が何の目的で生命保険に入るのかをはっきりさせる必要があります。それがブレると本来の目的を見失うことになりかねません。
特に僕の場合、住宅ローンを抱えているため保険に貯蓄性を持たせるより繰り上げ返済に充てた方が効率のいい投資先になります。
こういった生活スタイルや背景を考慮して最適な保険を選ばなければなりません。
例えば、保険金額1000万円で30年支払の終身保険の場合月額25,000
円。定期保険の掛け捨てだと月額4,000円。その差は21,000円もあります。
その差額の21,000円を繰り上げ返済に充てた場合、総支払額は250万以上少なくなります。(3000万円、2%、35年で計算)
もしくは保険以外の投資先に向けたほうが利回りがいいかもしれません。
今の物価や金利が未来永劫続くわけではないので定期的な見直しが必要になってくるのを考えてもやっぱり掛け捨ての方が身動きが取りやすい気もします。
と、そんな事を考えるのが面倒だから終身や養老保険というのも一つの考え方なのかもしれませんね。
僕の結論からすると、住宅ローンを抱えている人(生活に余裕のない人)は定期保険にし、余裕がある分は金利上昇リスクに備え、繰り上げ返済に充てた方が賢明だと思うのです。
ローンもなく生活にゆとりがある場合は、貯蓄も含めた養老保険や終身保険に加入するのがいいのかな。
まあ、とにかく保険会社も次から次へと複雑な商品を考え出してくるので、本来の目的を見失わないように気をつけたいと思います。
結局は自分の環境と保険の目的によってベストな商品を選択するようにしないといけないってことですね。