SoftbankのiPhone向けプランの考察
先日iPhone4Sが発表されたのを機に再度iPhone向けのプランを考察しました。
そこで分かった事がいくつかありました。
1、ホワイトプランは2010年4月以降、２年縛りが付いた。
2010年4月以前のホワイトプラン(以下、旧ホワイトプランと記載）には、契約上の縛りはありませんでした。それが2010年4月以降に２年間の継続利用を必須条件とするプラン（以下、新ホワイトプランと記載）に改訂されていました。このプランは旧ホワイトプランと区別するために当初はホワイトプランN(i)などと表記されていましたが、現在はそのままホワイトプラン(i)と表記されており、旧ホワイトプランとの区別がつきにくくなっています。
この新ホワイトプランは２年間使用後の更新月以外に解約すると違約金9975円が発生します。その代わりに２年間利用すると２ヶ月間基本使用料無料期間が設けられています。
ただし、旧ホワイトプランで契約している人は縛りのない旧ホワイトプランを継続して利用出来るようです。
要注意なのは、iPhone4Sの実質無償機種変更キャンペーン(キャッシュバックキャンペーン)は２年縛り必須の新ホワイトプラン(i)の契約が必須となっている点です。
キャリアの変更を考えていない人には関係ないですが、キャリアの変更をする可能性がある場合、更新月以外に解約すると違約金が発生するので要注意です。また、さらに問題なのは月月割は契約２ヶ月後から発生するため、新ホワイトプランの継続更新月と月月割の終了月が異なる事です。そのため違約金が発生するか、月月割の数ヶ月分を損するかの選択肢しかなく、どちらにしろ損することになるのは間違いないのです。
２、パケットし放題forスマートフォン(キャンペーン)は２年縛りが永久に続く
iPhoneがSoftbankから発売されてしばらくして、iPhone for everybodyというキャンペーンがありました。通常、パケットし放題forスマートフォンの上限額は5985円であるところを上限額4410円に減額するというキャンペーンです。上限額を安くする代わりに２年間の継続利用が条件となっていました。
このキャンペーンに加入した人はMy Softbankにパケットし放題forスマートフォン(キャンペーン)と記載されており、2年契約(キャンペーン)の欄に更新月が明記されていると思います。この契約は自動更新されます。
現在はパケットし放題フラット(2年縛りなし)が用意されており、このキャンペーンの旨味はなくなっています。
パケットし放題forスマートフォン(キャンペーン)からパケットし放題フラットへの変更は可能ですが、更新月以外に変更すると違約金9975円が発生します。ただし、新ホワイトプラン(i)(2年縛り有り）に加入する事で免除されます。
もし、２段階定額が必要なく、更新月が近い人はパケットし放題フラットへ変更するのがよいと思います。
どうやらSoftbankは2年縛りの対象をパケット定額プランから、ホワイトプランに移行しようとしているようです。
２年縛りだけの問題であれば、解約を２年縛りの更新月にすればよいだけなのでさほど問題ではないのですが、月月割の終了月と２年縛りの更新月がずれているため、必ず損が発生する事が問題だと思います。
これについての詳細は以下のサイトが参考になると思います。
ソフトバンクの新ホワイトプランが“改悪”にしか見えない理由 - デジタル - 日経トレンディネット
結論としては、パケットし放題forスマートフォン(キャンペーン)に加入している場合は更新月にパケットし放題フラットに変更し、縛りがない状態にする事だと思います。また、ホワイトプランもキャンペーン等のお得情報とよく比較して出来れば縛りのない旧ホワイトプランを継続する事がベターだと思います。
少しでもお金を節約したい人はできるだけ縛りのない状態が望ましいと思います。
