Positive Mental Attitude

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医療保険加入の検討2

半年ほど前に「医療保険加入の検討 - Positive Mental Attitude」というブログを書きました。

あれからいろいろ勉強したので、今の医療保険に対する考え方をまとめたいと思います。

 

何のために医療保険に入るのか

保険は出来れば使わないことが1番です。

なんとなく不安だからという理由で加入していて、結果論としてお金がもらえてよかったとか、儲かったとか損したとかの損得議論もあまり意味がありません。

まずは自分が何に備えるべきなのかをはっきりさせることだと思っています。

ですので基本は掛け捨てです。

その軸がぶらさない上で、たくさんの商品の中から選択すればよいと思っています。

 

僕の場合ははっきりしています。

「自分の収入、預金ではどうしようもなくなる時の保障」です。

では自分の収入、預金ではどうしようもなくなる時ってどんな時なんでしょうか?

 

医療保険が必要になる時はどんな時なのか

一般的な60日の入院の場合

医療保険を使うのはもちろん不慮の事故や病気になった時です。

前回のエントリーにも書きましたが、日本には手厚い社会保障があります。

月の負担額は高額医療費制度があるため最大で8万円程度です。

現在の医療保険の主流になっている1回あたりの入院の最大給付日数は60日です。

60日の入院なら16万で済みます。

たしかに個室を希望したら差額ベッド代はかかりますが、そもそもお金がなくて困っているのにそこで贅沢しようとするのも変な話なので、差額ベッド代は考慮していません。

 

医療費の他にもう1つ心配なのが収入面、いわゆる就業保障です。

就業保障は健康保険に加入していれば傷病手当金として標準報酬日額の2/3が支給されます。

月収30万の人であれば通常の生活より10万円足りないことになります。

60日の入院なら20万です。

 

まとめると、60日の入院であれば36万の出費に備えていることになります。

 

個人的にはこの程度であれば貯蓄で十分賄える気がします。

 

問題は長期入院?

問題は1年半を超えるような長期入院の場合です。

なぜ1年半なのか?傷病手当金の受給期間が1年6ヶ月までなんです。

1年6ヶ月を超える入院の末、収入がゼロになるのはかなりのリスクです。

高額医療費制度の多数回該当で4ヶ月目以降は医療費の負担は44,000円程度に減額されますが、収入がゼロになっては貯蓄では賄えなくなるでしょう。

 

もし医療保険で備えるならばこの「1年半を超えるような長期入院」だと思います。

 

長期入院に備える保険

今の医療保険の主流は60日型か120日型です。

しかしこれでは長期入院には備えられません。必要なのは730日型以上のような長期保障してくれる医療保険ということになります。

しかし、実際探してみると非常に少ないことが分かりました。

長期入院に備えられるような良い保険の情報があれば教えてください。

 

老後の医療のためには

終身保険に加入して老後の医療のために医療保険に入る人もいると思います。

65歳を過ぎて年金生活になったときはどうなるのでしょうか?

 

必要な費用は以下が考えられると思います。

・生活費

・住居ローン

・こどもの費用

生活費に関しては入院しても特に増えることはないでしょう。

ローンも完済している人が多いのではないでしょうか?ただし賃貸の場合は家賃が必要です。

こどもも独立している人が多いと思います。

生活費さえ賄えれば問題なさそうです。

 

65歳夫婦であれば年金は22万程度もらます。

たとえば夫が入院した場合、高額医療費制度で月額5万程度で済みます。

残りの17万円で生活すればいいのです。ローンを完済しているのであれば贅沢は出来ないものの普通の生活であればまったく問題ないように思えます。

(賃貸の人は家賃によってはキツイかもしれませんが)

さらに65歳以上は医療費負担も減ります。冷静に考えると老後の方が勤労者よりも医療のリスクが少ないように思います。

 

長期入院する割合

ニッセイ基礎研究所調査結果では、半年以上入院する人は全体の2%程度だそうです。

この2%に備えるかどうかが医療保険に加入するかどうかのポイントになりそうです。

 

先進医療、がん保険、三大疾病等の特約

先進医療のように医療保険が効かない上に高額な医療費が必要な場合には備えて置いた方がいい気がします。

がん保険についてはもうちょっと勉強したいと思います。

三大疾病については標準の医療保険で十分な気もしますが、これももう少し勉強が必要です。

 

最後に

現状の知識だと医療保険は傷病手当金の受給期間を超える1年半以上の長期入院に備える必要があるということが分かりました。ただしその確率は非常に低いこともわかりました。ただし自分がその2%に入らない保証はありません。

もし医療保険に入るのであれば、働いている間の長期入院に備えた形の長期型の医療保険にしようと思っています。

 

 

生命保険の必要性 - Positive Mental Attitude

 

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