Positive Mental Attitude

iPhone、Mobile、マラソン、健康、ヘルニア、野球、政治経済、カメラ、ガジェット等興味ある事について勝手気ままに思ってること書きます。

僕のヘルニア日記 -4章 保存療法-

前回の記事はこちら

僕のヘルニア日記 -3章 夜間救急搬送- - Positive Mental Attitude

 

保存療法

11/7(水)-11(日)

また1人の時に激痛が再発するのが怖いため実家に泊まることにした。起きてる間は常に立ちっぱなしで、寝てる時はうつ伏せ寝であればなんとか生活出来る。

座ったり仰向けに寝ると、臀部から脹脛にかけて痛む。それでもあの激痛に比べれば全然耐えられるのだが。


11/12(月)

いつも通り出社。

朝一起きた後はかなり痛みがあって普通には歩けない。でもしばらくすると痛みに慣れるのか少しマシになる。

通勤は立っていれば問題ない。仕事中も相変わらず立ったまま仕事した。


11/13(火)-12/7(金)

立ち仕事、うつ伏せ寝が基本の生活。

飲み会も立って参加したり、とにかく座らない生活を送る。

 

14(火)は地域の整形外科に行き、追加の薬を処方してもらう。リリカの副作用も問題なさそうなので、朝のみから、朝夕の服用に変更された。

 

その後、朝一の痛みも随分と軽くなり、普通に歩けるようになってきた。

靴下を履いたり、前屈みは出来ないが日常生活で凄く困ると言うことはほとんどなくなってきた。

このまま安静を続ければじきに治っていくんだろうなと漠然と思っていた。

 

 少しずつ明るい未来が見えてきた矢先にあの激痛が再発することになるとは。

続きはこちら

僕のヘルニア日記 -5章 激痛再発- - Positive Mental Attitude

 

 

僕のヘルニア日記 -3章 夜間救急搬送-

前回の記事はこちら

僕のヘルニア日記 -2章 ヘルニアの疑い- - Positive Mental Attitude

 

夜間救急搬送

11/6(火)

息子が大腿骨の骨折で入院することになった。仕事が終わってからお見舞いに行き、帰っていつも通りのうつぶせ寝で就寝。

 

夜中の3時ごろ痛みで目が覚める。一度立ち上がり痛み止めを飲みに行こうとしたところで、腰に激痛が走る。

 

明らかにこれまでとは違う痛みだ。少しでも動こうとすると経験したことのない激痛が走る。とにかく1mmも動けない。いつものように楽な体勢があるはずだと思い、必死で探すがどの体勢でも激痛が走る。

 

格闘すること30分。額からは冷や汗、手は震え、足は痙攣し、痛みで意識が朦朧とし出した。そんな中、痛みで気を失う時はきっとこんな感じなんだろうと冷静な自分もいた。

よりによって、嫁と子供は入院中で家には自分1人である。このままでは誰も助けに来てはくれない。救急車が頭によぎる。でも自分で救急車を呼ぶのはどこか気が引ける。

 

そんなことを考えている時にふとあることに気づく。

玄関が施錠されているし、スライドロックもかかっているじゃないか。ということは救急車を呼んでも救急隊は中に入れない。どうすればいいのか。調べるとそういう場合はレスキューが出動し、ロックを壊すらしい。それは困る。

 

ここは親に頼るしかない。ということで母親に電話。すぐに迎えにきてくれと頼む。この時点で激痛発生から1時間が経過し、既に4時になってた。

 

親が来るまでの30分の間に、1階の玄関まで辿り着かなければいけない。1mm動くだけでも声にならないうめき声が漏れる中、決死の覚悟で階段を降りる。一段降りるごとにこの世の痛みとは思えない激痛が走る。背骨の神経に太い針を刺されているようだ。意識が朦朧としながらもなんとか玄関に到達する。スライドロックと鍵を開け、その場に倒れこむ。冷や汗が尋常じゃない。

 

そこで待つこと数分、やっと母親が到着。

再び覚悟を決め、倒れこむように車に乗り込む。

すぐに息子が入院している市民病院へ行ってくれと頼む。


通常であれば10分足らずの道のりがやけに長く感じる。少しの振動でも強烈な痛みが走る。ブレーキで体が少し揺れるだけでも痛いのだ。


耐え続けること10分。病院に到着。母親が救急スタッフに事情を説明し、ストレッチャーを持ってきてもらう。このストレッチャーに乗り込むのも決死の覚悟。這いつくばるようにストレッチャーにのり、応急処置室へ。痛み止めの筋肉注射を打ってもらう。20分程激痛に耐えていると、徐々に痛みが和らいで来た。だがまだ動けるわけではない。


しばらく痛み止めの点滴もしてもらい、痛みが引くのをひたすら待つ。

 

そうしているうちに朝8時になり、整形外科の先生がみえた。搬送されてから4時間が経過していた。

 

問診と触診の結果、おそらくヘルニアであると思われるため、直ぐにMRI検査をすることになった。


MRIの結果、第五腰椎と仙骨の間に椎間板ヘルニアが発症。これが神経を圧迫し痛みが発生したとのこと。

先生曰く、ヘルニアの中ではそれほど酷いものではないが、出た瞬間の神経の触り方によっては激痛が走るらしい。おそらくそのパターンではないかとのことだった。

 

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足先に感覚もあるし、排尿障害が出ているわけでもないので、直ぐに手術はせず保存療法で様子を見ることになった。

 

そうこうしてるうちに昼過ぎになり、気づくとあれほどの激痛は消滅し、我慢できるレベルにまで治った。なんとか歩くことも出来たため、その日はコルセットをもらいそのまま帰宅。紹介された地域の整形外科に行き、薬(リリカ、セレコックス)を1週間分処方されしばらくは安静にして、経過観察することに。


こうして激動の1日が過ぎ去った。

 

 

ヘルニア治療について

ここで少しヘルニア治療についてのおさらい。

ヘルニアは自然治癒する病気である。その為、保存療法が基本になる。日常生活に支障が出ないように鎮痛し、自然治癒を待つ。

そして多くの人が3ヶ月から半年程度で治癒する。

排尿障害が出たり、薬やブロック注射等の痛み止めが効かず日常生活に支障が出る場合に、やっと「手術」という選択肢が出てくる。


今回程の激痛でも基本的には数日から数週間で収まり自然治癒していくのを待つことが治療方法になるのだ。

 

僕も多分に漏れず、保存療法で様子をみることになった。

続きはこちら

僕のヘルニア日記 -4章 保存療法- - Positive Mental Attitude

僕のヘルニア日記 -2章 ヘルニアの疑い-

前回の記事はこちら

僕のヘルニア日記 -1章 プロローグ- - Positive Mental Attitude

 

いつもの腰痛だと思っていた

10/14(日)

近所を6kmランニング。

そのあと、息子と電車で嫁の実家に行った。

この時はまだ腰の痛みは感じていなかった。


10/15(月)-21(日)

仕事中に腰の痛みを感じ出す。きっかけとして思い当たることはない。週末に息子を抱っこしている時間が長かったからだろうか。

週末のキャンプのテント設営中に腰が痛いことが確定的になったように思う。


10/22(月)-28(日)

腰に違和感を感じながらも、いつもの腰痛だと信じ通常通り仕事に通い生活する。

ただいつもと違うのは、あまり良くなる気配がないことだ。

 

 

嫌な予感

10/29(月),30(火)

ついに仕事中に我慢出来なくなる。立ったり座ったりの繰り返しで凌ぐ。腰だけでなく臀部と太ももの痛み、足先の痺れを感じだす。これまでも同様の痛みは感じることがあったものの、放置すると快方に向かうことが多かったが、今回は日に日に痛みが増していく。

 

 

ヘルニアの疑いによる坐骨神経痛

10/31(水)

近くの整形外科で診てもらうことに。検査はレントゲンのみで「ヘルニアの疑いによる坐骨神経痛」と診断される。やはりレントゲンのみではヘルニアとは確定はしない。あくまで「疑い」だ。

世の中にヘルニア患者が多いのはMRIを撮らない限り、レントゲンのみでは症状からヘルニアの疑いと診断するしかないからだろう。

その日はリリカ75、セレコックス100、レパミピド100、アリナミン25を1週間分処方され帰宅した。


11/1(木)

近くの接骨院で鍼治療。それほど効果は感じられなかった。

長時間の座位は痛みが増すため、デスクワークが出来ない。

そのため机の上に段ボールを置き、その上にパソコンを置いて仕事をした。


11/2(金)-5(月)

そこから1週間はうつぶせなら横になれる状態。夜中に痛くて起きる事、数回。朝は臀部から足先にかけての痛みが酷いが、通勤で歩くとだいぶ楽になる。毎日それを繰り返している感じ。座ると腰の痛みと足の痺れが辛いので、とにかく仕事も何もかも起きている間は全て立って過ごした。

 

 この時はまださすがに緊急搬送されるとは思っていなかった。

 そして翌日・・・

 

続きはこちら 

僕のヘルニア日記 -3章 夜間救急搬送- - Positive Mental Attitude

 

 

 

 

僕のヘルニア日記 -1章 プロローグ-

2018/11/7に発生した腰椎椎間板ヘルニアによる激痛により夜間救急に搬送されてから2018/12/17に内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術を受けるに至った経緯を綴ります。

 

【目次】

僕のヘルニア日記 -1章 プロローグ- - Positive Mental Attitude

僕のヘルニア日記 -2章 ヘルニアの疑い- - Positive Mental Attitude

僕のヘルニア日記 -3章 夜間救急搬送- - Positive Mental Attitude

僕のヘルニア日記 -4章 保存療法- - Positive Mental Attitude

僕のヘルニア日記 -5章 激痛再発- - Positive Mental Attitude

僕のヘルニア日記 -6章 手術決断- - Positive Mental Attitude

僕のヘルニア日記 -7章 手術前日- - Positive Mental Attitude

僕のヘルニア日記 -8章 手術当日- - Positive Mental Attitude

僕のヘルニア日記 -9章 手術翌日- - Positive Mental Attitude

僕のヘルニア日記 -10章 退院前日まで- - Positive Mental Attitude

僕のヘルニア日記 -11章 退院- - Positive Mental Attitude

 

ブログを書く理由

これまでの経験をブログで公開してくれた先人たち。今回手術に至るまで、自分と同じ痛みを分かち合える数少ない経験談にどれだけ勇気付けられたことか。

そんな体験から僕も自分の経験をブログで公開することにした。

 

過去の腰痛歴

僕は2018年12月現在で40歳の男性だ。

これまでの腰痛歴

  • 小学6年の時の応援団の旗持ちで人生で初めて腰痛になる
  • この時に先天性の二分脊椎である事が分かる
  • それ以降、年に2度くらいの頻度で腰痛が発生するようになる
  • 前屈みが出来ない、仰向けで寝れない、階段が辛い程度の腰痛
  • 20歳過ぎくらいからヘルニアの疑いによる坐骨神経痛が発生するようになる
  • ただしレントゲン診断のみのためあくまでヘルニアの疑いに留まっていた
  • 接骨院への通院や腰痛体操等で数週間で回復することが多かった

 

こんな感じのよくいるヘルニア腰痛持ちだった僕が手術に至るまでの経緯を綴った。

続きはこちら 

僕のヘルニア日記 -2章 ヘルニアの疑い- - Positive Mental Attitude

TheWorldの投稿用ブックマークレットを作ってみた

愛用中のiPhoneTwitterクライアント「TheWorld」のURLスキームが公開されたので、投稿用のブックマークレットを作ってみた。

記事のタイトルとURLが呟けます。

 

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たぶん使えると思います。

 

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医療保険加入の検討3 〜長期入院に備える

医療保険が必要なのは貯蓄では賄えなくなる場合です。万が一の時です。

考えられるのは下記のような場合だと思います。

(0) 短期の入院何回も繰り返す場合

(1) 1年6ヶ月を超える長期入院の場合

(2) 先進医療を使用する場合

(3) 自由診療を受診する場合

(4) 長期にわたる抗がん剤治療を受ける場合

 

 

それぞれに合った保険はどのような保険なのでしょうか?

 

(0) 短期の入院を何回も繰り返す場合

60日型や120日型の医療保険に加入している人はこのパターンに備えているのだと思います。ただし、個人的にはこのパターンに備えることは必須ではないと思っています。

例えば一生のうちに平均入院日数である26日の入院を10回繰り返したとします。1回の入院で必要な費用は医療費が8万、収入補填が10万程度の合わせて18万程度です。

これを10回繰り返したとしても180万です。

貯蓄で賄うにはかなり微妙なラインだと思いますが、これは10回を想定してもです。

また短期入院の場合、入院間隔が180日以内だと通常は通算されてしまいます。

例えば50日入院して5ヶ月後に50日入院しても60日までしか給付されません。

この点は注意が必要です。

 

もしこの短期入院を想定して加入する場合、死亡時保障>支払い総額となる「損をしない医療保険」が有力になるかと思います。解約時に支払い総額の何パーセントかが解約返戻金として返ってくるタイプもありますが、解約しないのであれば死亡時保障>支払い総額となる「損をしない医療保険」であれば検討してもいいのかなと思います。

 

(1) 1年6ヶ月を超える長期入院の場合

医療保険加入の検討で入院の平均日数は26日と書きました。

(0)にも書きましたが26日程度の入院であれば18万程度なので貯蓄で十分カバー出来ます。

貯蓄でカバー出来なくなるのは傷病手当金が支給されなくなる1年6か月を超える長期入院の場合です。

しかし、よく売れている保険のほとんどは60日型か120日型がです。

ただし、これでは長期入院に備えることは出来ません。

長期入院に備えるならば730日型や1095日型などの1入院で長期間保証してくれるものでないといけません。

1095日あれば3年保証されるので長期入院に備えることができそうです。

 

もし60日型にしか加入していないのに3年の入院が必要になった時の費用負担は、医療費が192万、収入補填が720万になります。合わせて少なくとも1000万近くの費用負担になります。これこそ保険が必要なパターンだと思います。

日額5000円の1095日型に加入すれば500万程度支給されるのでだいぶ負担は軽減できそうです。それでも足りませんね。

もしくは所得補償保険や就業不能保険を検討してもいいかもしれません。

60日型や120日型のみではとても賄いきれる範囲ではないのは確かです。

 

 

(2) 先進医療を使用する場合

先進医療の治療費は全額自己負担になります。

現在の先進医療の中でも特に高額な重粒子線治療は一度の治療で200~300万かかります。これはさすがに貯蓄で賄うことは厳しそうです。

 

(3) 自由診療を受診する場合

未承認薬を使用するような自由診療の場合は、公的健康保険が効かないため高額医療費制度が使えません。

自由診療を使用することが多い病気はやはりガンです。

未承認の抗がん剤を使用すると1回10万程度かかるそうです。

10~20回使用すると仮定すると100万~200万の費用がかかります。

これも微妙なところですが、貯蓄で賄うには厳しいという見方もできそうです。

 

また今後、混合診療が認められるという話もありますので、注意が必要です。

 

(4) 長期にわたる抗がん剤治療を受ける場合

これは自由診療ではなく公的健康保険が効く場合の抗がん剤治療の想定ですが、何年にも渡り治療を継続する場合です。

高額医療費制度を使用すれば年間最大で64万円程度ですが、これを数年に渡り繰り返すことを想定すると確かに貯蓄で賄うのは厳しそうです。

ちなみにガン保険にある死亡保障は、ガンが直接の原因となる場合のみです。全ガン死亡者のうちガンが直接の原因で亡くなる人は25%だそうです。

またガンと診断された場合に、診断一時金が出る場合がありますが、これは早期発見ガンは対象外のことが多いです。

この辺りは約款をしっかり確認することが必要ですね。

 

そして(2),(3),(4)に共通して言えるのはどれくらいで治るのか想定できない状態であることが予想されるため、傷病手当金の支給期間の1年6か月を超える可能性があるということです。

 

必要な保険のプランは

貯蓄で賄えなくなることを想定すると、一番重要なのは勤労期間の1年6か月を超える長期入院に備えることだと言えそうです。

起きる確率は少ないが、もし起きた時に自己破産しないためにこそ保険の存在意義があると思っています。

 

僕の考える医療保険の必須条件は以下になります。

・1入院で少なくとも730日以上保障してくれること

・先進医療に対応している保険

 

必須ではないが良い保険であれば入ってもよい保険

・60日型や120日型の(死亡時保障>支払い総額)となる短期保障型の保険

自由診療に対応している保険

抗がん剤治療に対応している保険

 

保険を考えているとついつい本来の目的を見失って勿体無いからと掛け捨てではなく貯蓄運用に走ったり、最悪の事態に備えるのではなく良くありそうな出来事に備えてしまうといったことに陥りがちになります。

私も最初はそうでした。

最悪に備えるということが保険本来の目的です。運用は運用、保険は保険。これが基本だと思います。

 

そう言う意味では60日120日の保険は意味がありません。

万が一の時=長期入院と高額な出費に備えるのがやはりベストではないかと思っています。

 

でもこれに合う保険ってほんとにないんですよね。

 

 

医療保険加入の検討2

半年ほど前に「医療保険加入の検討 - Positive Mental Attitude」というブログを書きました。

あれからいろいろ勉強したので、今の医療保険に対する考え方をまとめたいと思います。

 

何のために医療保険に入るのか

保険は出来れば使わないことが1番です。

なんとなく不安だからという理由で加入していて、結果論としてお金がもらえてよかったとか、儲かったとか損したとかの損得議論もあまり意味がありません。

まずは自分が何に備えるべきなのかをはっきりさせることだと思っています。

ですので基本は掛け捨てです。

その軸がぶらさない上で、たくさんの商品の中から選択すればよいと思っています。

 

僕の場合ははっきりしています。

「自分の収入、預金ではどうしようもなくなる時の保障」です。

では自分の収入、預金ではどうしようもなくなる時ってどんな時なんでしょうか?

 

医療保険が必要になる時はどんな時なのか

一般的な60日の入院の場合

医療保険を使うのはもちろん不慮の事故や病気になった時です。

前回のエントリーにも書きましたが、日本には手厚い社会保障があります。

月の負担額は高額医療費制度があるため最大で8万円程度です。

現在の医療保険の主流になっている1回あたりの入院の最大給付日数は60日です。

60日の入院なら16万で済みます。

たしかに個室を希望したら差額ベッド代はかかりますが、そもそもお金がなくて困っているのにそこで贅沢しようとするのも変な話なので、差額ベッド代は考慮していません。

 

医療費の他にもう1つ心配なのが収入面、いわゆる就業保障です。

就業保障は健康保険に加入していれば傷病手当金として標準報酬日額の2/3が支給されます。

月収30万の人であれば通常の生活より10万円足りないことになります。

60日の入院なら20万です。

 

まとめると、60日の入院であれば36万の出費に備えていることになります。

 

個人的にはこの程度であれば貯蓄で十分賄える気がします。

 

問題は長期入院?

問題は1年半を超えるような長期入院の場合です。

なぜ1年半なのか?傷病手当金の受給期間が1年6ヶ月までなんです。

1年6ヶ月を超える入院の末、収入がゼロになるのはかなりのリスクです。

高額医療費制度の多数回該当で4ヶ月目以降は医療費の負担は44,000円程度に減額されますが、収入がゼロになっては貯蓄では賄えなくなるでしょう。

 

もし医療保険で備えるならばこの「1年半を超えるような長期入院」だと思います。

 

長期入院に備える保険

今の医療保険の主流は60日型か120日型です。

しかしこれでは長期入院には備えられません。必要なのは730日型以上のような長期保障してくれる医療保険ということになります。

しかし、実際探してみると非常に少ないことが分かりました。

長期入院に備えられるような良い保険の情報があれば教えてください。

 

老後の医療のためには

終身保険に加入して老後の医療のために医療保険に入る人もいると思います。

65歳を過ぎて年金生活になったときはどうなるのでしょうか?

 

必要な費用は以下が考えられると思います。

・生活費

・住居ローン

・こどもの費用

生活費に関しては入院しても特に増えることはないでしょう。

ローンも完済している人が多いのではないでしょうか?ただし賃貸の場合は家賃が必要です。

こどもも独立している人が多いと思います。

生活費さえ賄えれば問題なさそうです。

 

65歳夫婦であれば年金は22万程度もらます。

たとえば夫が入院した場合、高額医療費制度で月額5万程度で済みます。

残りの17万円で生活すればいいのです。ローンを完済しているのであれば贅沢は出来ないものの普通の生活であればまったく問題ないように思えます。

(賃貸の人は家賃によってはキツイかもしれませんが)

さらに65歳以上は医療費負担も減ります。冷静に考えると老後の方が勤労者よりも医療のリスクが少ないように思います。

 

長期入院する割合

ニッセイ基礎研究所調査結果では、半年以上入院する人は全体の2%程度だそうです。

この2%に備えるかどうかが医療保険に加入するかどうかのポイントになりそうです。

 

先進医療、がん保険、三大疾病等の特約

先進医療のように医療保険が効かない上に高額な医療費が必要な場合には備えて置いた方がいい気がします。

がん保険についてはもうちょっと勉強したいと思います。

三大疾病については標準の医療保険で十分な気もしますが、これももう少し勉強が必要です。

 

最後に

現状の知識だと医療保険は傷病手当金の受給期間を超える1年半以上の長期入院に備える必要があるということが分かりました。ただしその確率は非常に低いこともわかりました。ただし自分がその2%に入らない保証はありません。

もし医療保険に入るのであれば、働いている間の長期入院に備えた形の長期型の医療保険にしようと思っています。

 

 

生命保険の必要性 - Positive Mental Attitude

 

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